来間島に引っ越して間もない頃、愛犬の散歩をしながら畑の脇や道端に咲いている可愛いお花を数本抜いてきては、庭に植えておりました。
ですが数年経ち、このお花達に庭が侵食されつつあります…。
今日は、自分の庭には絶対に植えてはいけないお花3選をご紹介致します!
地元北海道では見たことがないお花がたくさんあり、どのお花も本当に綺麗で可愛いのです!
ですが、庭に植える際はその花の特徴や繁殖力をよく知った上で植えなければいけません。
後に壮絶な戦いを強いられますので…(泣)
チリメンナガボソウ
地元の方の言葉はちゃんと素直に聞くものです…。
私が移住したての頃、チリメンナガボソウを可愛い可愛い♡と言っていたら、
地元のお姉さんに、
「あ?あれは雑草だよ!」
とバッサリ言われてしまったのですが、本当にそうでした…。
いや雑草ではありませんが、山野草ですね。
繁殖力が凄まじい!!
種を何処にでも飛ばして、庭を占拠する勢いです…。
そして月日が経つと草本と言いつつ低木化するため、本当に厄介!
上記写真の縮緬長穂草は、コンクリート塀とアスファルトのすき間から芽を出して、いつの間にか低木化したものです…。
最近では、新芽を見つけては速攻排除です!!
ごめんね…お花はとっても可愛いけど、どうかお庭以外で咲いていてね(笑)
目名:シソ目
科名:クマツヅラ科
属名:ナガボソウ属
学名:Stachytarpheta dichotoma
漢字:縮緬長穂草
別名:ホナガソウ
原産:南アメリカ ※帰化植物
分類:多年性草本
草丈:40~150㎝ほど
開花時期:通年
名前の通り、葉が縮緬(ちりめん)状で、縁にはギザギザの鋸歯(きょし)があります。
茎先に穂状花序(20~50㎝ほど)を出し、濃い紫の小花が下から上に向かって順に咲いていきます。

※近似種にフトボナガボソウ(太穂長穂草)があり、ほとんど見た目は同じですが、フトナガボソウの葉は滑らかで、花色がチリメンンナガボソウより少し薄紫です。
ヤナギバルイラソウ

耐寒性もあるので、霜がおりない関東以西の地域では越冬も可。内地でもご存知の方も多いはず。
ですが筆者、北海道出身なんです…。
宮古島に来て初めて見ました。
ヤナギバルイラソウも本当に紫の可愛いお花ですよね。
そうなんです。本当に可愛いです♡
ですが、お庭には絶対植えてはいけません…。
目名:シソ目
科名:キツネノマゴ科
属名:ルイラソウ属
学名:Ruellia brittoniana
漢字:柳葉ルイラ草
別名:コモン・ルエリア/ルエリア・スクアローサ/ムラサキイセハナビ/ヤナギバスズムシソウ
原産:熱帯アメリカ・アフリカ ※帰化植物
分類:常緑多年草/半耐寒性宿根草
草丈:60~90㎝
開花時期:4月~11月
花言葉:愛らしさ・正直・勇気と力・魅惑
セキドウサクラソウ


沖縄でよく見かけるのは、白色と紫色のセキドウサクラソウ(アシスタシア・ガンゲティカ)で、他にピンク色(アシスタシア・スカンデンス)や黄色もあるそうです。
目名:シソ目
科名:キツネノマゴ科
属名:アシスタシア属
学名:Asystasia gangetica
原産:東南アジア・インド・アフリカ ※帰化植物
漢字:赤道桜草
分類:非耐寒性宿根草
別名:アシスタシア・ガンゲティカ/コロマンソウ/チャイニーズバイオレット/タイノオモイデ
開花時期:沖縄3月~12月(ほぼ通年見れます!)/内地6月~11月頃
花言葉:愛の喜び
このお花セキドウサクラソウは、成長留まるところを知らないのではなかろうか…。
何処までもどこまでも伸びて、つる性のため他の植物に巻き付いて、いつのまにか大木にさえ覆いかぶさる勢いです💦
日光を好むので、日陰だと葉だけ伸びて花芽が形成されません。

最後に
どれも可愛い花を咲かせてくれ、庭の隅でひっそりと咲いている分にはよいのですが、繁殖力が凄まじく、宿根草は排除するのに本当に労力が半端ない…。
どれもシソ目の帰化植物です。恐ろしやシソ目…。植えたが最後。
しばらく格闘が続きます。
畑や道端に咲いているのを見て楽しむだけに留めましょう(笑)