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【ウチカビ】あの世のお金!~沖縄文化を学ぶ~

ウチカビ

皆さん「ウチカビ」って聞かれたことありますか?

内地では馴染みがありませんが、ここ沖縄にはご先祖様にお渡しするお金として存在しております。

今日は、沖縄文化に触れながらウチカビについてご紹介していきます!

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ウチカビとは?

ウチカビとは「打ち紙」と書き、ご先祖様があの世で使うお金のことです。

もともとは、各家庭で紙に銭形を打ち付けて作られていたことから、打ち紙と呼ばれるようになったと言われております。

沖縄は旧暦で様々な祭祀行事が行われるのですが、旧盆、彼岸、清明祭、十六日祭・・・、などの行事ごとでお迎えしたご先祖様がお帰りになる際に、ご先祖様がグソー(後生/あの世)で困らない様にとウチカビを燃やします。

ウチカビを燃やした煙が天へと昇り、ご先祖様に届けられると言われております。

ウチカビの歴史

沖縄は約450年もの間(1429年~1879年)、琉球王国として長きにわたり中国や朝鮮、東南アジアなどの影響なども受けながら、独自の文化、歴史を歩んできております。

その中で、ウチカビは14世紀後半に中国から伝わってきました。

紙銭、または冥銭(めいせん)、沖縄の方言では「カビジン」と言われ、昔は亡くなった方が三途の川を渡る際の船賃に使えるようにと、副葬品として死者とともに硬貨などが埋葬されてきました。

現在では、わらを原料として作られた紙に、銭型の方が押されたウチカビが使われております。

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ウチカビのやり方

ウチカビ

ウチカビを燃やす際は、写真のような専用のステンレスボールがあり(ボールの中に網がありその下に水をはります)、網の上にアルミホイルを敷きます。

ウチカビを燃やす数は、基本は一人3枚らしいのですが、その家庭によって様々のようです。

※ウチカビは1組が5枚、20組1束(100~200円)くらいで販売されておりますよ。

家族一人一人がウチカビを燃やしていき、燃やし終えたらその上に供えていた水、泡盛、お米を上からかけていきます。

ウチカビの相場

これは宮古の人に聞いても正直皆さんそれぞれ違って、1束1,000万円とも、1億円とも聞く人によってマチマチです…。

ですが、ご先祖様にお渡しするものですからね、高額と思っていた方がご先祖様も喜ぶのかな(笑)

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