ここ宮古島の短い冬も終わりですね~!!
すっかり暖かくなり、庭を彩る花達が春を知らせてくれます。
今日はお庭に咲いた花達をご紹介しますね。
<ヒメキランソウ(姫金瘡小草)>
科属:シソ科キランソウ属
分布:九州南部~沖縄
花期:3~4月
花言葉:汚れがない
満開に咲くと、まるで青の絨毯の様です!
花は一年に一期間、春先しか咲かないのが残念ですが、
雑草で覆われがちなところは、芝生よりもお勧めです。
宮古島ではグランドカバーとして庭先によく見られます。
増やし方
ヒメキランソウは、走出枝(ランナー)と呼ばれる枝が次から次へと出て、
どこまでも増えていきます。
その繁殖力たるや…凄いです。
株を等間隔(10‐20㎝くらい)で植え、根付くまでは水を切らさない様に。
植える場所は日当たりの良いところがよいでしょう。
クチナシ
科属:アカネ科クチナシ属
分布:本州西部、四国、九州、南西諸島、台湾、中国
花期:3~4月(内地では6~8月)
花言葉:私は幸せ、喜びを運ぶ
方言名:カジマヤー
※実が熟しても口が開かず実が裂けないことから、「口無し」と呼ばれるようになったそうです。
この時期、庭先から甘い香りが漂ってきます。
キンモクセイ、ジンチョウゲとともに三大香木と呼ばれ、
甘くていかにもザ・南国!という香りです。
土壌を選ばず、半日陰でも十分に育ちます。
ただ耐潮性があまりないので、沖縄では風に当たらないところに植えると良いでしょう。
花弁が風車に似ていることから、沖縄方言ではカジマヤーと呼ばれております。
果実は漢方薬としても使われ、生薬名は山梔子(さんしし)、解熱、黄疸、肝炎に、一方西洋では幸せのハーブとも呼ばれ、不眠症、神経疲労、うつ病、神経痛などにも効能があると言われております。
クミスクチン
科属:シソ科オルトシフォン属
分布:インド、マレー半島、アジア各地
花期:春~秋
花言葉:貢献・進歩
マレー語でネコノヒゲを意味するクミスクチン。
育て方・増やし方
日当たりが良いところを好み、水切れすると生育が悪くなるので、注意が必要です。
また、生育期は肥料を切らさないように液体肥料などをあげます。
生育が早いので、鉢だとすぐに根詰まりしてしまいますので、沖縄では地植えがよいでしょう。沖縄以外の地域では耐寒性がなく、10度以下だと枯れてしまいます。
挿し木で簡単に増やすことができます。
枝を水に挿しておくと4~5日で根が出てきます。
ある程度出てきたら、土に植えてあげましょう。
効能
耐寒性がないので、本土ではあまり見られないようですが、沖縄ではウコン・グヮバ茶と並び沖縄三大薬草の一つとしてとても有名です。本当に猫の髭のようで、猫好きにはたまらないお花ですねw
クミスクチンの成分は、カリウム、ポリフェノールの一種ロズマリン酸、オルソシフォニンを含み、体内の余分な水分や塩分、熱を排出するため、効果・効能は多数、腎臓病、膀胱炎、糖尿病、リュウマチ、関節炎、神経痛などに効果があると言われております。
ヨーロッパでは昔より、膀胱疾患に対して有効な民間薬としても使われております。
ロズマリン酸の抗酸化作用が美肌に良いとされているので、女性にはお勧めです。
※ただし腎機能が低下している方や、高齢者の方は飲用にはご注意を。