日本最大級の蝶と言われているオオゴマダラをご存知でしょうか。
空を舞う姿は優美そのもの!また蛹も他の蝶とはちょっと違い大変特徴的です!!今日は沖縄でよく見かけるオオゴマダラについてご紹介致します!!
オオゴマダラって?
オオゴマダラは、日本国内で生息する蝶の中では最大級の蝶で、ここ宮古島の市蝶にも指定されております。
- 漢字:大胡麻斑
- 学名:Idea leuconoe
- 目科亜科:チョウ目 タテハチョウ科 マダラチョウ亜科
- 大きさ:前翅長(ぜんしちょう)7cm、開張は13cm前後
- 分布:東南アジア、喜界島、与論島以南の南西諸島
- 見れる次期:通年(冬場は暖かいとき)

飛び方は普通の蝶とはどこか違い、フワフワと大変優雅です。柄と飛び方から新聞が舞っている様に見えることから、別名:新聞蝶とも呼ばれております。
金色に輝く蛹(さなぎ)
オオゴマダラはその大きさと同じくらい、注目されている理由の一つに、金色に輝く蛹です!!

↓こちらはご近所さんでオオゴマダラの保護活動をされている方がいるのですが、その方のおうちで見た蛹です!!本当に金色に輝いていて、キレイでした~!

オオゴマダラの生態
繁殖期間は通年と言われておりますが、冬場はやはり見かけるのは珍しいです💦ですが、それでもここ南国、宮古島!!冬でも快晴で暖かい日は結構見かけます!!
そして、活動が盛んになるのは、宮古島ではだいたい春先の3、4月くらいからよく見かけるようになります。
マダラチョウ亜科のオスの腹部先端には、ヘアペンシルと呼ばれる筆の様な毛束が納められ、メスを見つけた時に求愛のため、フェロモンを分泌する器官を持っています。
葉の裏に産み付けられた卵は4日ほどで幼虫になり、ホウライカガミというの多年生つる草を食べます。
その後、20日前後の間に4回の脱皮を繰り返し、ホウライカガミをモリモリ食べ、白黒ボディに赤の斑点がある可愛らしい幼虫(7cmほどの大きさ)は、金色に輝く蛹へと変化していきます。
◎ホウライカガミは毒性のアルカロイドを含むキョウチクトウ科で、これを好んで食べるオオゴマダラの幼虫・成虫は体内に毒を持ち、外敵から身を守っているのです!
約2週間の蛹期間を経て、いよいよ羽化!
成虫期間は長く、羽化してから数か月、長ければ半年くらい生き続けます。(※同じ多化性のモンシロチョウの寿命は平均2週間)
-
-
沖縄の空を彩る蝶達
沖縄は年中蝶が飛んでおりますが、春から夏にかけて特に多くの蝶が空を羽ばたいております~♪ 今日は沖縄の離島、宮古島で見ることができる蝶をご紹介していきます!
続きを見る
最後に~南の島の貴婦人
オオゴマダラが空を舞う姿は本当に優雅で、南の島の貴婦人とも呼ばれるほどです。
沖縄では、「見たものに幸福を届けてくれる」と言い伝えられております。

春から夏にかけてはここ宮古島ではよく見かけることができると思いますので、田舎道、植物園、海岸線(ホウライカガミが多いところ)などぜひ探して見て下さいね!!
花がよく咲いているところでも見かけるのですが、先日お庭のニトベカズラが綺麗に咲いていたところ、なんと!!よくよく数えたら、10匹のオオゴマダラがいたことがありまして!!!朝から大興奮でした~~~っ!!
