さすが沖縄・宮古島!!
ここ数か月、忙しくて全く庭を放置しておりましたら…、裏庭で勝手に島とうがらしが育ってましたーーーっ!!!
↑↑どこにあるか分からないくらい、雑草にまみれている自宅の裏庭なのですが・・・、すでに赤く色づいており、やっと今朝になって島唐辛子がなっていることに気づきましたっ💦
苗を植えてたわけでも、種を蒔いたわけでもないのですが、どこからともなく種が飛んできたのかなw植えたいなぁと思いながら植えれずにいたので、もう驚きと喜びでいっぱい♡
そんなこんなで、今日は沖縄でよく見かけるこの島とうがらしのご紹介を致しますっ!
島とうがらし
科:ナス科
属:トウガラシ属
種:キダチトウガラシ(木立唐辛子)※トウガラシ属の栽培品種の一種
形態:低木状草本(高さ約50-60cm)/一年草(栽培種/温帯地域)、多年草(野生種/熱帯地域)
原産:南米アマゾン川流域
和漢名:島唐辛子
方言名:コーレーグス、コーレーグース
※1コーレーグスの語源:高麗胡椒
※2高麗薬コーレーグスイ/高麗草:コーレーグサ
※3現在、コーレーグスと言えば、泡盛に島唐辛子を漬けこんだ調味料のことを一般的にさす。
辛味成分はカプサイシン
とうがらしの辛味成分であるカプサイシンは、新陳代謝を上げ、脂肪燃焼を促す効果や、体温上昇に伴う発汗・血行促進、胃を刺激し食欲を増進させる効果など、様々な効果・効能があります。
実が小さい唐辛子の品種ほどカプサイシンを多く含んでいると言われ、島とうがらしは鷹の爪よりも辛いです。
※ちなみにピーマンやパプリカも同じトウガラシ属で、辛み成分の少ない甘味種。
また、カプサイシンは熱に強いため、調理によって損なわれないという特徴があります。
ただし刺激物であるため、唐辛子の食べ過ぎは胃腸の粘膜を荒らしてしまったり、味覚障害にも繋がりますので、どんな食べ物にも言えることですが、多量の摂取は控えるようにしましょう。
コーレーグス(コーレーグース)
カプサイシンの特徴として、脂溶性のため水にはほぼ溶けず、油や酢などに溶けやすいので、沖縄には泡盛に島唐辛子を漬けて作ったコーレーグースという調味料があります!
(※コーレーグス、コーレーグース、コーレーグースーなど人によって様々な呼び方をしておりますが、宮古島ではコーレーグースと呼ぶ人が多い気がします!)
本土でそばにいれる調味料としては一味や七味が一般的ですが、ここ宮古島で宮古そばにいれる調味料は、コーレーグースです!!
ですので、宮古そば屋さん、定食屋には必ずコーレーグースが置いてあります。そばだけではなく味噌汁やチャンプルなどお好みで色々な料理にとにかくかけます!!
非常に辛いので、初めて挑戦される方は、少しずつ入れてみて下さいね!!w
コーレーグースの作り方
もちろんスーパーに行けば既製品は売ってますが、泡盛に漬けるだけといういたって簡単に自分でも作れますので、作り方をご紹介致します!
<材料>※250~300mlくらいの場合
- 島とうがらし10本~20本程度
- 泡盛(度数30度以上。度数が低いと傷みやすいです💦)
- 酢…小さじ2杯※お好みで
- 島とうがらしを軽く水洗いし、サッと湯通しする※島唐辛子の赤みが長持ちします♪
- キッチンペーパーなどで水気をしっかりと取る
- ヘタを取る
- 半日~1日ほど乾燥
- 煮沸消毒した瓶に泡盛とお好みで酢をいれる
- 泡盛を半分くらいまでいれたら、島唐辛子をいれ、酸化を防ぐためにも泡盛を瓶ギリギリまでいれる
- 冷暗所で1週間から1ヵ月ほど寝かせ、泡盛の色が黄色くなってきたら出来上がりです!
泡盛のかわりにオリーブオイルで作ることも出来、パスタやイタリアン料理に使えますよ~♪