こんにちは!
沖縄の春先は暑くもなく、寒くもなく、植物の生命力が溢れ、本当によい時期です♪
半年ほど前にご近所さんから頂いた桑の枝を挿し木したのですが、あっという間に根付き、気づいたら実がいっぱいなっていて驚きっ!!

今日はそんな桑の実をご紹介!
桑とは?
蚕の餌として古来より身近な落葉高木で、強い生命力を持っています。日本は昔、養蚕が盛んで地図記号があるほど。しかし養蚕業の衰退によって桑畑も見なくなりました。
沖縄で自生しているマクワと、北海道から九州に分布し山地に自生するヤマグワとがある。
科属:クワ科クワ属
果実:マルベリーmulberry
沖縄方言名:クヮーギ、コンギ
生薬名:桑葉(そうよう・葉)、桑枝(そうし・枝)、桑白皮(そうはくひ・根皮)、桑椹(そうじん・果実)
分布:屋久島、種子島、沖縄、台湾、南中国
現在、桑の成分、効果効能が見直され、注目されている植物の一つです。
桑の効果・効能
桑葉(そうよう・葉)
桑の葉は煎じて飲むことで、風邪の発熱・咳、急性結膜炎、便秘・膀胱炎に効果があると言われており、体内の余分な熱を取り除く作用があります。また、体力が低下した時や疲労時にも◎。
桑枝(そうし・枝)
桑の幼枝を乾燥し煎じて飲むと、手足のしびれや麻痺、リュウマチ、関節炎に効果が期待できます。
桑白皮(そうはくひ・根皮)
桑の根はなかなか採取するのは難しいですが、地中深くに張る性質があり、そのため地中の栄養分を多く吸収します。高血圧予防や腎炎・膀胱炎、肺炎、鎮咳去痰薬としても利用されています。ただ、桑の効用は、葉や枝、果実で十分に得ることができますが…。
桑椹(そうじん・果実)
黒紫色になったら熟したサインです。甘くて本当に美味しいです!!果実は日持ちしないので、収穫したらすぐに食べるかジャムや果実酒等にするとよいでしょう。
桑の実はマルベリーとも呼ばれ、便秘やめまい・不眠症、また疲労回復にも効果があります。※下痢気味の方は果実の食用は食べ過ぎにご注意を。
色からもわかる様に、抗酸化作用を持つポリフェノール(アントシアニン)も非常に豊富で、女性の味方♡また、ビタミンE,Cの含有量も多く、免疫力を高め、美肌効果も期待できます。
桑の育て方
日当たりが良いところを好みます。日陰でも育ちますが、やはり日陰だと実付きがよくないです…。雌雄異株・同株とがあります。
適した土壌pHは5.0~7.0で、水を好むので水切れしないように注意が必要です。
生育が早いので、冬場にバッサリと古い枝を切るようにしましょう。
最後に
沖縄のシマグワと呼ばれている桑は、栽培も簡単なので、庭木に植えると春の収穫が楽しみの一つです。花物もよいですが、やはり花より団子(笑
沖縄の太陽燦々と浴びた実は本当に甘くて美味しいです♪結実も早いので、おススメです!