1枚の葉から可愛らしい小さな子株がたくさんできることから、沖縄では子宝に恵まれる縁起のよい植物だとされております♡
この子株が出来ることで凄まじい繁殖力を持つため、武蔵坊弁慶の強さから由来し、セイロンベンケイの名を持ちます。
花は滅多に咲かないため、幻の花とも呼ばれるマザーリーフ。
今日はそんなマザーリーフ/セイロンベンケイソウをご紹介致します!
マザーリーフとは?

科名:ベンケイソウ科
属名:リュウキュウベンケイ属
学名:Kalanchoe pinnata
英名:air plant/cathedral bells
原産:南アフリカ
帰化:沖縄/小笠原諸島
分類:多年生草本
開花時期:1月~4月
花言葉:無言の愛/平穏無事/信じて従う
別名:セイロンベンケイソウ/灯篭草(トウロウソウ)/ハカラメ(葉から芽)
方言名:ソーシチグサ/ショータツ(宮古)/ショーキツ(石垣)
特徴は?

葉は3~10㎝ほどの楕円形で水分を含んだ多肉質です。
縁はギザギザに縁取られ、その一つ一つのギザギザから小さな子株がいぱい芽を出して増えていきます。
繁殖力が強いため、侵略的外来種にも指定されるほど💦

セイロンベンケイソウと子宝弁慶草の違いは?
葉の縁から子株が芽をだして増えていくことから、セイロンベンケイと同じベンケイソウ科の子宝弁慶草と混同されがちですが、属名が違い若干の違いがあります。
子宝弁慶草は、ベンケイソウ科カランコエ属の多肉植物です。
違いは、セイロンベンケイは親株が元気な時に子株をつけず、落葉することで葉の縁から子株が芽を出します。
一方、子宝弁慶草は、葉先がやや三角に尖っており常に子株がびっしり芽を出します!

マザーリーフ(セイロンベンケイ)の紹介でよく子宝弁慶草の画像が使われておりますが、上記の写真が子宝弁慶草ですよ♪
マザーリーフは葉が落ちて、落ちた葉の葉縁から芽がでるので、枝に葉がついてる状態で、子宝弁慶草のように子株がつくことはありません!お間違いなく~!
幻の花



セイロンベンケイの花は滅多に咲かないことから、幻の花とも呼ばれております。
蕾の形が灯篭に似ていることから、別名灯篭草(とうろうそう)とも!
淡いピンク色した可愛いお花ですよ♡
また、葉から芽がでることからその名の通りハカラメ(葉から芽)とも呼ばれたり、色々な名を持つマザーリーフ。
秋にかけて日が短くなることで花芽を形成します。
増やし方

平たい受け皿などに水を張って親株となる葉を水に浮かべるだけで、4~5日すると根が出てきます。
※自然界では、落葉した親株から子株が芽を出して増えていくので、もちろん水に浮かべなくても親株の栄養だけで子株が芽を出すことは可能ですが、水に浮かべた方が早く発根します。
出来ればお水は毎日替えた方がよいでしょう。
そしてさらに1週間もすると、芽が出て子株が形成されてきます!!
子株がある程度に成長すると、親株は役目を終え枯れてくるので、その後は、根をちぎらない様にそっと親株から独り立ちさせて土に植え替えです。
土は水はけがよい土で、多肉植物用の用土か、自分でつくるなら赤玉小粒5:腐葉土3:軽石小粒2くらいの割合がベストです!
増えすぎ注意!
何せ不名誉にも侵略的外来種の名を持つマザーリーフ💦
お庭に植えようものなら、幅をきかせてくるので管理に要注意です(笑)
宮古島ではムツウサやギンネムなどマザーリーフよりもやっかいな雑草がたくさんあるので、マザーリーフは可愛いもんですが(笑
ですが、最初は鉢に植えてみるのがよいかもしれませんね。
寒さには弱いのですが、暑さや乾燥には強いので、割と放置でも元気に育ちます!!