コロナコロナな毎日。早く終息してほしいものですが、このコロナ騒動でよく目に耳にするのが免疫力。かつて長寿の県と呼ばれた沖縄には免疫力を高める薬草・ハーブがその辺にゴロゴロしております♪
今日はその中でも最強の植物、モリンガをご紹介致します!!
目次
モリンガとは?
モリンガとはワサビノキ科の植物で、北インド原産。科属名からそのままワサビノキとも呼ばれております。
世界の3大医学の一つ、インド伝統医学「アーユルヴェーダ」でも特別な植物として重宝され、インドや東南アジアの国では一般的にカレーやスープなどにいれて日常的に食されております。

科名:ワサビノキ科
属名:ワサビノキ属
学名:Moringa oleifera(モリンガ オレイフェラ)
別名:ワサビノキ、ドラムスティックツリー、マルンガイ
原産:インド北西部ヒマラヤ山麓
栽培地:熱帯・亜熱帯地域
分類:常緑高木(6-8m)
食用部:根、葉、幹、枝、種子、花、鞘…ほぼすべて!!
モリンガがスーパーフードと言われる理由
モリンガは葉だけではなく、果実、花、種子、そして根から、鞘、幹、枝にいたるほぼ全てに利用価値があり、90種類以上の栄養素が検出されているのです!!そして効果効能は300種類にも!
地球上に存在する植物の中で、「もっとも栄養価が高い植物」と称され、奇跡の木、生命の木、森のミルクなどなど様々な呼び名があり、世界から注目されているスーパーフードです。
※スーパーフード:一般的な食品よりも栄養価が高く、栄養バランスに優れている食品こと。チアシード、スピルリナ、カカオ、アサイーなどなど。
クレオパトラの美の秘訣はモリンガにあり!
モリンガの歴史は古く、紀元前2500年にもさかのぼります。
古代エジプトより重宝され、世界の三大美女とも言われるクレオパトラは、このモリンガの根から抽出されたモリンガオイルを塗り、乾燥が厳しいエジプトで紫外線から肌を守り、葉はお茶として飲み、美を保つために愛用していたと伝えられております。
モリンガの食べ方・飲み方は?
最近では、スーパーなどでもよく見かけます。葉はお茶や粉末パウダー、サプリメントとして売られております。
お茶はクセがなくコーン茶みたいで飲みやすいのでおススメ!!
モリンガパウダーは、スムージーやジュース、ケーキやクッキーなどのお菓子に混ぜてももちろんOK!
筆者は普段からクセのあるハーブ茶や青汁をよく飲んでいるので、モリンガ茶は全然飲みやすい部類で、美味しいと思っているのですが、人によって抹茶だ、ほうじ茶だと様々な感想がありますw
モリンガの栄養素
モリンガにはなんと90種類以上の栄養素が確認されており、人が生きていく上で必要なエネルギー源となる三大栄養(糖質、脂質、タンパク質)はじめ、体の組織を作り、調子を整えるビタミン、ミネラル(カルシウム、リン、カリウムなど)も豊富!!五大栄養がバランスよく含まれているんですよ♪
また、第六の栄養素とも言われる食物繊維はごぼうの6倍もの含有量!
モリンガに含まれている栄養素を他の食品と比べてみると・・・
カルシウムは牛乳の16倍、食物繊維はレタスの28倍、ビタミンB1は豚の4倍、ポリフェノールは赤ワインの8倍!!とまだまだ他の食品より高い栄養素があり、まさにスーパーフード中のスーパーフード!!
モリンガの栄養成分(100g当たり)
エネルギー 385kcal
- 炭水化物 46g
- タンパク質 11.2g
- 脂質 11.2g
- 灰分 11.2g
- ポリフェノール 2600mg
<必須アミノ酸>体内で合成できず、筋肉の生成に必要な必須アミノ酸9種を全て含む!
- リジン 661mg
- ヒスチジン 580mg
- フェニルアラニン 1257mg
- スレオニン 1060mg
- トリプトファン 470mg
- バリン 1249㎎
- メチオニン 391mg
- ロイシン 1983mg
- イソロイシン 991mg
<アミノ酸>
- アルギニン 1080mg
- グルタミン酸 2587mg
- アスパラギン酸 2067mg
- アラニン 1527mg
- グリシン 1221mg
- チロシン 830mg
- シスチン 310mg
- プロリン 1080mg
- γアミノ酪酸 222mg (GABA)
<ビタミン>
- ビタミンB1 0.56㎎
- ビタミンB2 2.4㎎
- ビタミンC 260㎎
- ビタミンE 87.5㎎
<多量ミネラル>
- ナトリウム 81.8mg
- カリウム 1128mg
- カルシウム 3087mg
- リン 268mg
- マグネシウム 512mg
<微量ミネラル>
- セレン 1020mg
- 鉄 9.39mg
- マンガン 7.76mg
- 亜鉛 4.29mg
- 銅 0.6mg
(分析:日本食品分析センターより)
栄養素だけじゃないモリンガの優秀な点!
その①モリンガの持つ解毒作用
私がモリンガを知ったきっかけは、沖縄でたばこ葉の収穫作業の仕事をした時です。
宮古島の離島、来間島の農家さんはほとんどがたばこを育てております。島の一大産業!
たばこは「百害あって一利なし」とはよく言われるもので、たばこに含まれるニコチンが原因なのか、農薬が原因なのか・・・、たばこ葉の収穫をしていると皮膚炎になりやすいと聞いていました。
ですので、たばこ収穫の仕事をすることに迷ったのですが、数か月のことなのでやってみることに。何事も経験w
その代わり最大限の防御をと思い、収穫時は3重の手袋に、もちろん長袖、マスク、そして友人が教えてくれた解毒作用があるというモリンガを毎日水代わりに飲んでおりました~!!
その甲斐あって、私は収穫時に皮膚炎にはなることはなかったのでしたが、一緒に始めた女性は夜中に体中が痒くて・・・と数日で辞められちゃいました💦
モリンガに含まれる、食物繊維、ミネラル、クロロフィルなどが、腸内環境を整え、食品添加物や化学物質などを吸収して体外に排出してくれるのです。栄養が高いばかりではなく、体から不要なものをデトックスまでしてくれる本当に優れた植物です。
その②環境保全に役立つ
モリンガは成長するために、たくさんの二酸化炭素(Co2)を必要とし、一般の植物の20倍もの二酸化炭素を吸収すると言われております。
年々深刻になっている地球の温暖化を、このモリンガが食い止めることができるのではないかと期待されています。
その③モリンガの種にある浄化作用

モリンガの種には、泥水や汚染された水を浄化する作用があるんです!!しかもたった2粒のすり潰した種子が、あっという間に泥水を浄化させる恐るべきパワーが!
モリンガの副作用は?
モリンガは様々な栄養素をしかも高含有量で含んでいるのですが、それゆえ、摂取しすぎると人によっては副作用の症状が出る場合はあります。
例えば低血糖の方は、血糖値を下げ過ぎることによる手足の震えなどが出たり、妊婦さんも控えた方がよさそうです。
お医者様からお薬を処方されている方や、持病がある方などは必ずお医者様とご相談下さいね!!
最後に
体によいからと言って過剰摂取は何事もよくありません。バランスのとれた食事、適度な運動、質のよい睡眠が健康への近道です。
また新型コロナウィルスを予防するためには、念入りな手洗い・うがいも忘れずに!!
そして、免疫力を高める一番は、笑い!!
この苦しい時こそ、笑顔を忘れず、一日も早いコロナ終息を~!