こんにちは!occoです!今日は宮古島の代表的な特産品、マンゴーをご紹介致します!
今でこそ北海道でもマンゴーが作られるようになりましたが、私が小さい頃には北海道でマンゴーなんて売ってる訳もなく、大人になって宮古島に来て初めてマンゴーを食べましたが、あの時の感動は今でも忘れられないですっ♪
世の中にこんなに美味しい食べ物があったなんてー!!
と大袈裟ですが、本当に美味しくって大感動したものです♥
実はわたくし宮古島に移住して、一番最初に勤めたのがマンゴーの苗木屋さんでした☆その後マンゴー農園にも勤めた経験があり、マンゴーについてはちょっとだけ詳しいですっ!!
今日はそんなoccoから皆様にマンゴーの美味しい食べ時をご紹介いたしますね!
目次
マンゴーとは?
マンゴーは、マンゴスチン、チェリモヤと並んで世界三大美果の1つとされております。
基本情報
- 科属:ウルシ科マンゴー属
- 形態:常緑高木
- 原産地:インド、インドシナ半島
- 和名:芒果、檬果
- 収穫時期:アップルマンゴー6~8月、キーツマンゴー:8~9月初旬
栄養成分
- [ミネラル]カリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、ナトリウム、鉄
- [ビタミン]ビタミンC,E,B6,B2,B1、ナイアシン、βカロテン、パントテン酸、葉酸
- [その他]食物繊維
このように様々な栄養が豊富に含まれており、美容に健康におススメの果物なのです!効果効能についてはまた別の機会に!!
品種
現在は500種以上あると言われているマンゴーですが、日本国内で栽培されている9割はアーウィン種、俗にアップルマンゴーと呼ばれているマンゴーです。
◎アーウィン種
果皮は真っ赤なまるでルビーのような輝きを放っております。果実は300~500gで、果肉は濃いオレンジ色で、若干の酸味とのバランスが美味しさの秘訣です。
糖度:13~20度(通常、贈答用は15度以上と言われております)
宮古島は珊瑚が隆起して出来た島で、ミネラルを豊富に含んだ土壌がマンゴー栽培に適しております。また海に囲まれた島のため、海からの塩分が宮古島のマンゴーを甘くしているのです!
台風の様な暴風は塩害が出てしまうので、マンゴーはじめ多くの植物にとっても天敵ですが、以前勤めていた会社が、池間大橋近くで海のすぐ隣にハウスがあるマンゴー農家さんと取引があり、そちらのマンゴーは収穫最盛期はどれも糖度20度以上!糖度計が壊れてるかと思うほどでしたっ笑
私見ですが、海が近いマンゴー農家さんのマンゴーが一番美味しいのではないか?と。いつか食べ比べしたいです!
◎キーツ種
宮古島でも生産農家が少なく幻のマンゴーと呼ばれております。収穫時期はアーウィン種が終わりかけの8月から9月初旬くらいまで。果皮は緑色とレッドキーツと呼ばれる赤色があります。
驚くのはその大きさ!果実は小さくても500g、大きいものだとなんと2kgにもなります。また甘さも強く、ちょっと甘ったるくらいですが繊維が少なく、濃厚な味わいです。
要追熟型で、素人にはこのキーツの食べ時判断が非常に難しく、それが市場に出回らない要因の一つともされております。
美味しいマンゴーの選び方
国内で栽培・販売されているマンゴーがアップルマンゴーなのでアーウィンを基本にご紹介します!
- キズ・傷みがないもの~当然ですが、収穫直後は小さな傷でも、時間が経つにつれ、そこから傷んできてしまいますので。
- 黒い点(炭疽病)がないもの~時間が経つにつれ、この黒点は大きくなって、中まで傷みます。
- シュガースポットと呼ばれるソバカスが多いものを!
- 甘い香りがするもの~高糖度のものほど甘い香りを放っております♡※収穫直後の新鮮なものはまだ香りがしない場合が多く、追熟が進むにつれ香りが出てきます。購入時の判断にはならないかな・・・💦
贈答用など箱に入っているものは手に取って確認することはできませんが、表面だけでも指で押したくなりますよね。人間の習性ですかね、どうしても触りたくなりますよね。押したくなりますよね。
分かります。
そのお気持ち、十分に分かります!
ですが、何よりマンゴーは安くても一玉1,000円、高いものですと5,000円ほどにもなる大変高価な商品ですし、指で押そうものなら、傷みの原因にもなってしまいますので、絶対におやめくださいね。
ご自分で選べないときは素直に店員さんにお尋ね下さい!
現在のマンゴー農家さんは糖度計を導入されているところが多いので、糖度で商品ランクが大体分けられています。糖度保障されている贈答用(秀品)を選んでおけば、とりあえず間違いはありません!また、優品でも色の発色がいまいちなだけで高糖度も多いですよ!家で食べる分には十分な美味しさです。
マンゴーの美味しい食べ時!
マンゴーの美味しい食べ時ですが、細かいことを言えば、農家さんの収穫するタイミングによって食べ時が違ってきます!どういうことかと言うと、完熟マンゴーなのか、はやどりマンゴーなのか?ということです。
完熟アップルマンゴーの食べ時
樹上でギリギリまで熟成させ自然落下したものを完熟マンゴーと呼びます。おススメはやはりこちらの完熟マンゴーです!十分に栄養をたっぷりと含んでおりますので、甘さも十分にあり、本当に美味しいです♡
こちらは基本、追熟不要ですので、冷蔵庫で数時間冷やしてお召し上がり下さい。
ですが、完熟と書かれていてもブルームと呼ばれる白い粉がかかり、追熟が必要と思われるマンゴーも多々ありますので、その場合は、以下の追熟方法をご参考下さい!
早どりアップルマンゴーの食べ時
収穫直後のマンゴーは全体的にブルームに覆われています。日の当たらない涼しい場所で、乾燥を防ぐために箱に入っていたらそのままで何日か常温で追熟させましょう。箱がなければ新聞紙などで包むと◎
追熟が進むにつれブルームが取れ、果皮に艶が出て、甘ぁ~い香りが出てきたら食べ時です♥
通常の追熟期間の目安は3~6日ほどです。追熟後は冷蔵庫で冷やしてお召し上がりを!
※追熟前に冷蔵庫にいれてしまうと低温障害でそれ以上追熟がされませんので、お気をつけ下さい!
なぜ収穫のタイミングが農家さんによって違うの?
農家さんのこだわりなどもあるようですが、一般的には市場などに出荷している農家さんは、消費者の手元に届くまで時間がかかるのではやどりしているところが多いです。それに比べ、ネット販売や店舗販売などで直販している農家さんはわりと完熟マンゴーが多いと思います。
せっかくなら最大限に美味しく食べたいものですよね!
購入する時に気を付けて見てみてください!丁寧な農家さんだと説明書きにきちんと書かれております!
保存方法
冷蔵庫で保存する際は、乾燥しない様に湿らせたキッチンペーパーや新聞紙で包み、ビニール袋に入れ、野菜室にて保存が一番長持ちします!
以前、マンゴー関係の仕事をしていた際、お客様には1週間以内にはお召し上がりをとお伝えしてましたが、炭素病(黒点)などになってなければ、多少味は落ちますが1ヶ月くらい冷蔵庫にいれっぱなしでも大丈夫です笑っ
ただし一度包丁を入れてカットしたものは冷蔵しても傷みやすいので、2~3日中には食べましょう。
または追熟後、食べやすい大きさに切って、冷凍保存も出来ますが、瞬間冷凍でない限り、一般の冷凍だと解凍したマンゴーは食感がいまいちなので、半解凍してジュース、スムージー、プリン、焼き菓子などのデザートや料理(カレーやトマトソースがオススメ)に贅沢に使いましょう♪
アレルギー反応にご注意!
マンゴーはウルシ科で、ウルシオールに類似したマンゴールという物質が含まれているため、アレルギー反応が起きる方がおります。ウルシに弱い方はお気をつけ下さい!
症状としては、マンゴーの果汁などが触れた口回りなどに痒みや湿疹、水疱、酷い方はマンゴーハウスに入っただけで全身に症状が出る方も!!
最後に
例年5月下旬から6月頃になると、宮古島産マンゴーが本格的に店頭に並ぶ頃です♡
お中元などで普段お世話になった方やご家族、ご友人に送られますと、喜ばれること間違いなし!!
宮古島のマンゴーは太陽燦々と浴び、ミネラル豊富な海風と土壌により本当に濃厚で美味しいマンゴーです♡ぜひ一度ご賞味下さいませ~♪
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