我が家の愛猫がマラセチア皮膚炎になってしまいましたーーー💦
今日はマラセチア皮膚炎って何?どんな症状?どうしたらよいの?の疑問をお持ちの飼い主様にマラセチア皮膚炎について・治療等をシェアしたいと思います!
マラセチア皮膚炎とは?
マラセチアとは、酵母様真菌に分類されるカビの一種です。
人を含め動物の皮膚に常在菌として存在しているもので、健康な時は特に悪さはしません。ですが免疫力が低下したり、何かしらの原因でマラセチアが過剰に増えることによってマラセチア皮膚炎を発症してしまいます。
人の皮膚にも常在菌として存在している菌なので、愛犬・愛猫がマラセチア皮膚炎になったからと言って犬・猫→人へ、人→犬・猫へと感染する心配はありません。感染するのではなく、あくまでも、もともと常在しているマラセチアが何かしらの原因で増加することで引き起こる皮膚炎です。
※ですので感染はしませんが、人間でもマラセチア皮膚炎は起こる病気です。
マラセチアは現在14菌種が確認され、犬・猫のマラセチア皮膚炎には、Malassezia pachydermatis(マラセチア パチデルマティス) という種類が原因のようです。
犬の皮膚病としては一般的で、猫では珍しいとのことですが、うちの愛猫の皮膚を調べてもらった結果、マラセチア菌の増殖が見られるとのこと…。猫でも発症しないとは言い切れないようです。
原因は?
マラセチアは皮脂を好む菌で、皮膚の免疫力低下や、アレルギー、内臓疾患、脂漏症などなどが原因で皮脂の過剰分泌がおき、その皮脂をエサとしてマラセチアが増殖しておきる皮膚炎です。耳道内のマラセチアが原因の場合は、外耳炎になってしまいます。
前回、愛犬が膿皮症だったので、今回も膿皮症なのかなと思いましたが、全然違いました。やはり検査してみないと分かりませんので、素人判断はせず、何かいつもと違う様子があれば、早めに動物病院で検査・治療を受けましょうね。
それが飼い主の務めです!!
症状は?
お腹、耳、口、指の間、肛門周りなど局所的もしくは全体に、皮膚の赤み、痒み、ベタつき、フケ、脱毛などが見られます。
うちの愛猫の場合は、特に痒がる様子はなかったのですが、尻尾と背中からお尻にかけ、ベタベタと脂漏があり、黒いフケのようなものがたくさん見られました‥‥💦
治療法は?
マラセチア皮膚炎の原因は免疫力の低下なのか、アレルギーなのか、内臓疾患が原因なのか…様々ですので、まずは薬用のシャンプーで増えすぎたマラセチアと皮膚の汚れや皮脂をキレイにすることから始めます。
その後、改善が見られない場合は、食物アレルギーや原因を追究していき、基礎疾患の治療も合わせて行っていきす。
うちの子は、脂漏症の2次的症状、もしくはノミダニが原因なのか、上記の症状だけで原因を特定することは困難なので、一つずつ原因を潰していきましょうとのことで、まずは週一の薬用シャンプーとノミダニの駆除(家猫なので原因としてはあまり考えられないけど、念のためということで)をすることになりました。
どんなシャンプー?
今回、処方された薬用シャンプー「マラセブ」です!
有効成分:ミコナゾール硝酸塩、クロルヘキシジングルコン硝酸液(20%溶液)

治療費は?
- 診察相談料
- 皮膚検査
- レボリューション(ノミダニ駆除薬)
- 薬用シャンプー
計¥8,237でした~。
ま、だいたい何かあれば諭吉が飛んでいきます(笑
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最後に
ひとまず1回目のシャンプーを引っ搔かれながらも心を鬼にしてやりました~。ため湯がめっちゃ黒く汚れてて…、普段シャンプーしないからなのか?!と思い、これは他の子もたまにはシャンプーしないと…と思い、ついでに他の子もシャンプーしたのですが、全然汚くなかった…💦(症状がない子は普通のシャンプー剤を使用です!マラセブはマラセチア皮膚炎用の薬用シャンプーです!)
ということは、やはり脂漏とマラセチアが原因で皮膚が汚れていたのでしょうね。
とばっちりを受けシャンプーさせられた黒猫よ、ごめん…。。。
まだ、1回目のシャンプーをしたばかりなので、完治したのかは分かりませんが、とりあえずは毛もキレイになり美猫を取り戻しておりますので、このまま完治しますよーーーに!
ですが、マラセチアは再発しやすい病気らしいので、勝手に治療をやめてしまったりせず、必ずかかりつけの獣医師の指示に従いましょうね!!
