3月も後半に入りこれから夏へ一直線かと思いきや、
急に寒くなっている宮古島よりoccoがお届け致します…。寒いのは嫌いです。早く夏になーーーれ。その前に梅雨か…。
3月と言えども、今年のように肌寒い日がありますので、この時期のご旅行の際は長袖必要です。
3/21最高気温20℃、最低気温16℃
3/22最高気温18℃、最低気温14℃
気温だけ見れば暖かいと思いますが、宮古島は20℃以下だと海風が冷たく、思った以上に寒いです!
さてここ近年、宮古島人気凄いですが、今日はそのきっかけになったであろう伊良部大橋をご紹介。
伊良部大橋
2015年1月31日に開通したばかりの伊良部大橋。
全長3,540m。無料で渡れる橋としては日本最長です。
宮古島はサンゴで出来た島。
それにちなんで、3,540m(さん ごの し ま)ってご存知でしたか。
来間大橋で1.7㎞、伊良部大橋はその倍以上なので、渡り甲斐があります。
そして何より大橋からの景色は最高です!
伊良部大橋架橋の背景
伊良部島は昔より離島特有の医療、教育、福祉等において諸問題を抱えておりました。
この離島苦の解消を図るため、昭和49年より伊良部村が架橋要請活動を始め、
その後長い年月を経て、平成4年より沖縄県は基礎調査に着手しました。
そして、
平成18年3月18日着工、
平成27年1月31日開通
架橋要請より実に40年以上。
伊良部島民念願の大橋が開通しました。
事業概要
路線名:一般県道平良下地島空港線
事業年度:平成13年度~平成26年度
総事業費:399億
道路規格:第3種3級
延長:6,500m(本橋部3,540m、海中道路部600m、取付橋梁170m、取付道路2,190m)
幅員:橋梁部8.5m 取付道路部W=14.5m(2車線)
上部工形式:PC連続箱桁橋(一般部)、鋼床版箱桁(主航路部)、中空床版(取付部橋梁)
下部工形式:RC壁式橋脚、逆T式橋台
基礎形式:直接基礎(A1橋台、P1橋脚)、鋼管杭基礎(水深5m未満)、鋼管矢板基礎(水深5m以上)
工事風景
当時の仕事の関係で、建設中の風景を見せてもらう機会がありました。
歩道スペースが作られる前
開通式
平成27年1月31日 開通式開催
開通式当日は残念ながら天気に恵まれませんでしたが、島民念願とあり盛大に行われました。
- 記念植樹(内閣府大臣政務官:松本洋平氏、沖縄県知事:翁長雄志氏、宮古島市長:下地俊彦氏、伊良部・佐良浜、久松各小中学校代表)
- 久松中学校獅子舞
- テープカット
- くす玉開披
- 渡り初め(宮古島・伊良部島代表三世代家族、招待客約1,000名)
無事に開通式も終わり、16時から一般開放となりました。
開通時、伊良部島側では、おじぃが泣いてありがとう~と手を振っていたと聞き、胸が熱くなったのを覚えています。
フェリーがなくなってしまったのは少し残念ですが、伊良部島の発展と、宮古圏域の地域振興に大きく寄与するものと期待されております。