内地の方にとって沖縄の花と言えば、一番に思い浮かぶのは、ハイビスカスではないのでしょうか?
今日はそんな南国沖縄を代表するお花、ハイビスカスについてご紹介していきます🌼
沖縄に着いて街中を走れば、ヤシの木にハイビスカス、ブーゲンビレアと言った、ザ・南国という植物が、沖縄に来たんだな~と思わせてくれますよね。
ハイビスカスとは?
学名:ハイビスカス
科目:アオイ科
属名:フヨウ属
分類:常緑低木
花言葉:繊細な美、新しい恋
方言名:アカバナー
沖縄では後生花(グソーバナ)と呼ばれ、亡くなった方の後生の幸せを願い、墓地内に植えられたり、お仏壇に供える花とされており、敷地内に植えるのを嫌がる方も昔はいた様ですが、今は品種も多様化し、庭や道路脇など様々なところに植えられ、私たちの目を楽しませてくれてます。
またそれだけではなく、枝が丈夫なため防風林としての役目もあり、台風が多い沖縄では、畑脇にハイビスカスが植えられていることも多いです。
昔は花や葉を水でもみ、洗髪に使われていたとも言われております。
おばぁの知恵ですね!
ハイビスカスの種類
ハイビスカスはハワイとインド洋南西部マスカレン諸島原産と言われ、熱帯・亜熱帯地域に分布しております。
日本国内でも沖縄以外、雪が積もらない程度の地域では育てることも可能で、開花時期は5~10月頃となります。
そのことからも、ハイビスカスは暑さに強く、夏の花というイメージがありますが、驚くことに、ここ沖縄では夏にはあまり咲きません。(一番多く植えられているアカバナは年中咲いてまますが)
朝に咲き、夜には閉じてしまう一日花ですが、現在は品種改良が進み、2~3日咲いているハイビスカスもあります。
原種は250種以上、交配が割と容易なため、品種は現在世界では5000種以上とも1万種以上とも言われております。
また、その中で3タイプの園芸種に分かれ、
- オールドタイプ
- コーラルタイプ
- ハワイアンタイプ
に分けられます。
オールドタイプ

その名の通り、交配された年代が古くて原種に近く、ハワイアンタイプのもとになった品種です。
コーラルタイプ

フウリンブッソウゲをもとに交配され、3タイプの中で一番暑さに強く、花は小さめで下に垂れ下がるように咲くのが特徴です。
ハワイアンタイプ

原産地であるハワイで交配され、現在、ハイビスカスの中で一番多い園芸種です。
花は大輪が多く、大きいものだと人の顔以上の大きさのものもあります。
また色彩豊かな花が多く、観賞用としてお勧めですが、暑さにも弱いため、株がしっかりするまで配慮が必要です。
ハイビスカスの育て方
寒さに弱く、沖縄の真夏の暑さにも弱いですw
沖縄では台風が過ぎ去った10月~5月頃までの冬場が一番よく咲きます。
日光を好むので、特に午前中に日当たりがよい場所に植えましょう。
また、夏場は特に風通しをよくし、葉が混みあうと、虫がついたり病気になりやすいので、適時剪定が必要です。
水やりは基本、夏場は毎日、冬場は2~3日に一度の割合であげると良いでしょう。
肥料は緩効性肥料がお勧めです。また花付きが多い時は液体肥料も併せてあげます。
ハイビスカスによくみられる害虫として、アブラムシ、ハダニ、カイガラムシ、ハマキムシなどが多くみられます。
オールド・コーラル系は割と強いので、私は虫がついても結構放置プレイしてますがw、ハワイアンはか弱いので、注意が必要です。
ハミングバード

花は小さめの品種で、とっても可愛いです♡
時期などによって、花の微妙な色合いが違ってくるので、それを見比べるのも楽しみの一つです。
ハイビスカスの増やし方~挿し木方法はこちら記事をご覧下さい♪
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最後に
ハイビスカスは一日で枯れゆく儚いお花ですが、初心者向けのお花ですので、お庭にはぜひ植えてみて下さいね♡