うちには5匹の猫がおり、そのうち2匹が膀胱炎もちです…。
冬になると膀胱炎を再発してしまい・・・(泣)
猫の下部尿路疾患について、今日は特に膀胱炎の原因と症状、治療方法、そしておススメの餌などもご紹介致します!
目次
猫も膀胱炎になるの?!

大人になるまで猫を飼ったことがなく、猫も膀胱炎になるなんて、我が愛猫が膀胱炎になるまで知りませんでした…。
しかし、現代の猫や犬は人間と同じように様々な病気にかかってしまうんですよ!
日頃から愛猫・愛犬の健康状態には気を配り、何かいつもとは違った様子が見られないか、飼い主さんはすぐに気が付けるようにしたいものですね。
猫の膀胱炎の症状は?

もちろん個体差にもよるものですが、猫の1日のトイレの回数は平均2~3回と言われております。
そんな愛猫が、トイレを出たり入ったり何度もするようであれば注意が必要です。
一度くらいの出たり入ったりは大丈夫ですが、
- 何度もトイレを出たり入ったり繰り返す
- おしっこの量がいつもより少ない
- トイレ以外で粗相をする
- 半日以上おしっこが出ていない
- 陰部をしきりに舐める
- ソワソワと落ち着きがない
- 食欲がない
- 血尿
などなど。
これらの症状が見られたら、迷わず病院へ行きましょう!!
猫の膀胱炎の原因って何?

猫の泌尿器の病気(膀胱から尿道にいたる下部尿路に起こる様々な病気や症状)を総称してFLUTDと呼びます。
FLUTDとはFeline Lower Urinary Tract Disease(猫の下部尿路疾患)の略称です。
原因は様々ですが、主に下記が原因と言われることが多いです。
- ストレス
- 膀胱結石
- 細菌感染
10歳以下の若い猫は「特発性膀胱炎」と言って検査をしても結石や細菌や見られず、原因不明とされる膀胱炎が約50%~60%ほど占めるそうです。
原因その1~ストレス
うちの子が初めて膀胱炎になったのは、引っ越して1ヵ月後のことで、恐らくストレスが原因ではないかとのことでした。
猫は環境の変化を嫌うと言われております。
引越しや模様替えなどは、お猫様にとっては人間が思っている以上にストレスになる場合がありますので、特に注意が必要です。
原因その2~膀胱結石・結晶
おしっこの玉やシートがキラキラと光って見えることがあります!
これは猫ちゃんのおしっこに結晶や結石が混じっていることで見られる症状です。
比較的若い猫ちゃんに多いとされるのが「ストルバイト」結石と呼ばれるもので、おしっこがマグネシウム過多などアルカリ性に傾くことで結晶、結石になります。
※結晶とは顕微鏡でしか見られないくらいの小さな砂状のもので、結晶が集まると徐々に石ころくらいに大きさになり、結石となります。
老齢猫ちゃんになると、ストルバイトより「シュウ酸カルシウム」結石が多くなると言われております。
どちらにしても、自己判断はせず、気になることがあればすぐに病院で検査をすることをお勧め致します!!
原因その3~細菌感染
細菌感染は、大腸菌やブドウ球菌などの細菌が、外陰部から尿道を通り膀胱まで逆流してしまうことが原因で、尿路が短いメス猫や免疫力が落ちてきた老齢猫に多いとされます。
膀胱炎の治療方法
猫の膀胱炎は、当然ですが原因にそって治療が行われます。
結石が原因の場合は、石を溶かすフードを食べさせたり、詰まっている場合は手術で取り除かなければならないこともあります。
細菌感染の場合は、抗生物質を投与します。
うちの愛猫達はまだ若い時期の膀胱炎でしたので、いずれもストルバイト結石による膀胱炎でした。
膀胱炎の治療費は?
気になる治療費ですが、膀胱炎を疑われる際はまず尿検査をします。
また場合によってはおしっこが溜っていたり、詰まっていないかを検査するのに超音波検査をすることもあります。
そのかかりつけの病院にもよりますが、
尿検査のみの場合は、3,600円ほど、超音波検査をした時は8,000円ほどの治療費がかかりました。
また、治療には療法食もあげていくので、プラス療法食代がかかってきます。
おススメの餌
療法食は必ず獣医の指示・指導の下あげて下さいね!
下記は病院の先生に勧められた療法食で、うちの子も膀胱炎になると必ずあげておりますよ~!
数日から1週間程度で改善が見られます!!
再発予防をしましょう!
猫の膀胱炎は再発しやすいと言われ、うちの愛猫もオス猫はよく再発してしまいます。
猫の祖先は、砂漠出身のリビアヤマネコと言われており、乾燥地帯で水が少ない地域で進化してきました。
そのため、あまり水を飲まなくても生きていけるのですが、そのため尿の濃度が高くなり、膀胱炎の原因にもなってしまいます。
膀胱炎の再発防止には、軟水のお水を出来るだけたくさん飲ませることが大事です。
そのためには、
- お水入れを複数用意
- 運動をたくさんして、飲む量を増やす
- ウェットフードをあげる
などで普段から何気なく飲むお水の量を増やすようにする必要があります!!
また、水道水の蛇口から直接飲みたがる猫も多いかと思いますが、猫は好奇心旺盛で、流れる水がとっても好き!
気をつけないといけないのが、硬水だとミネラルが多すぎて結石になりやすいので、猫ちゃんにあげるお水は軟水がよいですよ!
ペット用の自動給水装置は、フィルターを通して水道水からミネラルを吸着して軟水化してくれるので、とってもおススメです~♪
おやつに煮干しはダメ!!
猫は肉食と言われておりますが、うちの子は特に魚が大好物…(笑)
猫を飼い始めた際、猫のおやつとして売っていた煮干しをよくあげておりました。
添加物を多く含むおやつよりは煮干しの方が良いかと思いあげていたのですが…、
煮干しにはカルシウムやマグネシウムなどが多く含まれており、それが膀胱炎の原因ともなってしまったのです。
猫にとってはマグネシウムなどはもちろん必要な栄養素であり、煮干しはあげてもよいとされております。
しかし、あげる量が重要で、膀胱炎になりやすい猫ちゃんにはあげない方が良いと思われます!!
最後に

膀胱炎になると、本当に何度もトイレを出たり入ったり。
おしっこをするんだけど、ちょっとしか出ない。
残尿感がある。
そんな症状が見られます。
もう見ていて可哀想でなりません・・・。
結石になってしまうと、手術して取り除かなければならない場合もありますので、普段からしっかりと予防してあげましょうね!