2019-2020年、宮古島の冬は暖冬でしたが、3月に入ってなぜか寒い日が続いたり、天気が安定しませんでしたが、やっと春らしい気持ちのよい日々が続いております。
宮古島の3月は春というより、初夏ですね。沖縄では春分から立夏までの時期を「うりずん」と呼びます。
沖縄のこの時期は湿度も高くなく、本当に過ごしやすい!観光にもおススメの時期ですよ~♪
そして、沖縄の県花でもあるデイゴが咲き誇っておりました!今日は沖縄の初夏を知らせるデイゴをご紹介致します。
デイゴとは?
なんと沖縄三大名花の一つでもあるデイゴ!!沖縄の初夏に相応しく、満開に咲いた鮮やかな真紅の花姿は圧巻です!!

別名:デイコ、エリスリナ
漢字: 梯梧
科目:マメ科
属名:デイゴ属
原産地:インド、マレー半島
開花地域:日本では沖縄が北限
分類:落葉高木(5~10m)
開花時期:3月下旬~5月
デイゴは沖縄の県花
1965年、沖縄タイムスと緑化推進協議会の呼びかけで県民投票が行われ、テッポウユリ、ブッソウゲ(ハイビスカス)をおさえ、県民の圧倒的な支持により、デイゴが沖縄県の県花として選ばれました。
その後、県花県木を選定する「森林審議会」によって、正式に沖縄の県花として選定されました。 (1967年2月7日選定)
デイゴの花言葉
デイゴの花は鮮やかな赤で、春から夏にかけての自然のエネルギーを感じる花。また、デイゴの根は大変力強く、大きくなるとアスファルトやコンクリートをも突き破るくらい丈夫です!
沖縄方言では、「やしきこーさー」 (屋敷壊しという意)と呼ばれるくらい!!ですので、庭木には向きません💦
この力強さからもデイゴの花ことばは、
生命力、活力、愛、夢 、和
です。
デイゴの特徴
根粒菌(こんりゅうきん)とは?
マメ科であるデイゴは、マメ科の特徴である根に根粒菌といって空気中の窒素を取り込み、栄養にかえる細菌を共生させています。
そのため、植物の成長には欠かせない窒素を、大気や土壌から効率的に取り込むことが出来、痩せた土地でも成長することができるのです!
沖縄をはじめ、赤道直下や砂漠、高山など乾燥した生育に厳しい地帯でも、マメ科の植物が生きられるのは、この根粒菌のお陰!
デイゴは漆器の材料に使われる優秀木材!
沖縄の高温多湿の気候は漆器作りに大変適しており、沖縄の伝統工芸品の一つとして琉球漆器があげられます。
デイゴは乾燥した後の収縮や亀裂が少なく、また軽くて柔らかいため、この琉球漆器の木材としてエゴノキやガジュマル・センダンと並んで昔から使われてきたんですよ!!
最後に
デイゴがよく咲いた年は台風が多いとも言われておりますが、沖縄初夏の代名詞でもあるデイゴ。
3月下旬から4月に観光でいらしたなら、ぜひデイゴをご覧になって下さいね!
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