月夜に咲き、明け方には散りゆく儚き花、<サガリバナ>をご存知でしょうか。
今日は沖縄で、夏の夜にしか見ることが出来ない幻の花、サガリバナをご紹介致します!
サガリバナ
学名:Barringtonia racemosa
科属:サガリバナ科・属
原産地:東南アジア、太平洋諸島
分類:常緑高木
開花時期:6月下旬~7月
分布:南西諸島(奄美大島以南~沖縄)
方言名:キーフジ(首里)、サワフジ(西原)、モウカバナ(名護)、ズルカギ(石垣)
花言葉:幸運が訪れる
夕方から咲き始め、朝方には散る…

サガリバナのお花は、白い4枚の花びらから、白やピンクの雄しべが細く伸びており、そして甘く芳醇な香りを放っております。
花のつき方は、葉腋から50~70㎝ほどの主軸が下に向かって伸び、そこに間隔をあけ花がつきます。
サガリバナの様な花序を総状花序と呼び、フジやヒヤシンス、スズランなども総状花序と呼ばれているお花達です。
※葉腋(ようえき):葉が茎と接している部分
※花序(かじょ):花の配列
花は夕方から咲き始め、朝方には散ってしまう一夜限りの儚いお花です。
サガリバナはマングローブや川沿いの湿地に生育するため、散った花が朝方、川面に流れていく光景はそれまた素敵です。沖縄本島や西表で開花時期の早朝にサガリバナツアーがあるほど!!
添道サガリバナ
宮古島には、桜が咲き乱れるような場所がなく、内地のような春のお花見が出来ないないのが残念ですが、宮古は宮古での南国ならではのお花見ができます!
それが添道(そえどう)のサガリバナ!!
添道とは市街地より車で10分~15分ほどの地域で、毎年6月下旬から7月上旬にかけサガリバナがライトアップされ、幻想的な夜のお花見ができます。
2019年で8回目を迎え、昨年はなんと3,300名もの方が訪れたとのこと。島民が楽しみにしているイベントの一つです♪

詳細・アクセス
添道のサガリバナ群生地付近は畑ばかりで、しかも夜なので正直辿り着くのに苦労します💦近くに行くと案内板が出ているのですが、自力ではいつも辿り着けない。。。
ですので、googleナビに連れて行ってもらうのが一番です!!w
期間:6月下旬~7月上旬(その年の開花時期によって変動あり)
住所:〒906-0000 沖縄県宮古島市平良西仲宗根西仲宗根1143
駐車場:近くの農道に駐車できます。※ライトアップ期間は警備員の方もおりますので、指示に従ってください。
入場料:無料 ※無料ではありますが、入口で管理しているボランティア団体へサガリバナ協力金を箱に入れれるようになってます。
主催:宮古島環境クラブ(MEC)
協力:宮古島市
サガリバナの苗木も販売しております!!ぜひサガリバナの栽培にチャレンジしてみませんか?!

最後に
添道サガリバナのライトアップ期間は、毎年だいたい10日間ほどと大変短い期間なのですが、だからこそ貴重で花好きにとっては絶対外せないイベントです!!
ライトアップされたサガリバナはとっても幻想的で、おススメです♡